炭酸水の人気がとまらない

身体に二酸化炭素を取り込む
炭酸水の主成分である二酸化炭素は、空気中にも存在します。
しかし、呼吸からは体内に吸収されません。
そこで、炭酸水の出番です。
経口摂取では、体内に二酸化炭素を取り込むことが可能になるのです。
血中の二酸化炭素の濃度が上がると、酸素が不足するため、人間の体は血管を広げ、血流量を増やすことで酸素濃度を上げようとします。
つまり、炭酸水を飲むと、血流が良くなるということです。
これにより、新陳代謝も向上します。
また、炭酸により、満腹感も得られるため、ダイエット効果が期待できるというわけです。
それ以外にも、疲労物質である乳酸の排出を促すため、疲労回復に効果があります。
さらに、血行が良くなるので肩こりが解消されます。
また、特有のシュワシュワ感はガスが分離した時に発生するもので、これが腸内で発生することで整腸効果も期待できるというのです。
ざっと見ただけでもこれだけのメリットがあります。
気を付けておくこと
炭酸水を飲むことで健康面、美容面で様々な効果が期待できるということがわかりました。
身体によいからといって、過剰に接種してしまうと思わぬデメリットがあります。
炭酸水は酸性の物質のため、飲みすぎると身体が酸性に傾いてしまいます。
本来、身体はアルカリ性に保たれていますから、酸性が強くなると様々な弊害が出てしまうでしょう。
例えば、血圧が低下する、不整脈や頭痛を引き起こす、また、下痢や腹痛の原因となってしまうこともあります。
また、ダイエットの効果を期待して接種したにもかかわらず、胃腸が活性化されることで食欲が増してしまいかえって逆効果、なんてこともあります。
そして、歯の再表面にあるエナメル質を溶かしてしまう、という深刻な現象も見逃せません。
気に入って水の代わりに飲まれる方もいらっしゃると思いますが、一日に取る量は1Lを目安にするのが賢明です。